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東大生が行く世界一周おっぱい人の旅
世界一周の旅人になった僕。僕には物欲は無い!!と言い張っていたが、歯ブラシが無いとき、歯ブラシが欲しい!!という感情は果たして物欲というものなのか。未知との遭遇に戸惑い、泣き、笑い、そしてオナニー


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気円斬ひとくん

Author:気円斬ひとくん
僕にとって人生はゲームだ。
長い長い「ときめきメモリアル」だ。
僕は、このゲームに正面からぶつかって、とことん楽しみたいと思う。



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イースター島より おっぱっぴー
イースター島には日本人がいっぱいいる。
原因は2つだ。
ひとつ は世界ふしぎ発見 <よく間違えて世界一周ふしぎ発見と言ってしまう> でとりあげられてから連綿と続く日本人の無条件なモアイ信仰。
もうひとつは、世界一周航空券。

イースター島は最近日本人旅行者のあいだでちょっとしたブームになっている世界一周航空券<ワンワールド>で訪れることができるのだ。
そのため、そこまでモアイってほどではないけど、でも、行けるならせっかくだから、、、という日本人がイースター島に終結する奇妙な現象が起きている。
僕はこれほど同じ方法で旅行している日本人にこの旅で出会ったことはなかった。ってか合うのすら初めてだ。気持ち悪いほど声をかければみんな世界一周航空券利用者。
ドミトリーで一緒になった日本人男子も世界一周航空券利用者。
ふたりでモアイを眺めながら歩いていたら声をかけてきた二人の日本人女子も世界一周航空券利用者。
まさか世界一隔離された人間の住む土地のひとつであるこの島で、世界一日本語を話すことになるとは。。。

おかげで、みんなで車をかりてワイワイ楽しくやりながらモアイ探しドライブをしてしまった。なんか青春っぽいぞ。人生で初めてマニュアルの免許が役に立った!!この島にはマニュアルしかなくて、僕しかそれを運転できなかったのだ。
のんびりした神秘の島と、教習所以来の絶妙かつ絶望な僕のドライビングテクで道中はかなり盛り上がった。
モアイをおなかいっぱい崇拝したあとは夕日なんかを海岸で見ちゃったりして。
絶海の孤島に打ち寄せる波はとても大きく、太陽の光を斜めに浴びて半透明の淡いブルーに輝いていて、とてもきれいだった。
<太陽から真正面だー>、一緒に1日ドライブした日本人女子が感動してそうつぶやいた。太陽から海に架かった黄金色の橋が僕達の方に伸びていた。たしかに真正面。
だけど、太陽の光は平行だからどこにいても真正面なんだぜ。
と、理系の僕はそういうことを考える。
海岸沿いをふざけて走ると、やっぱり黄金の橋も僕達にくっついてきた。

彼らが南米大陸に帰ってしまったあとも僕はひとりここに残ってのんびりしている。
ここ数日間は馬を借りて島をふたりで探検していた。
観光客のおかげで島はリッチになり今は車がたくさん走っているけど、まだまだ馬も現役で島民の移動手段として立派に利用されている。だから、道行く人に声をかけてちょっと交渉すればとても安く乗馬が楽しめてしまうのだ。
この旅の中、いろんなところで馬に乗ってきたから僕の馬術もかなり上達した。
さすがにもうお尻がボロボロなので、今日はノンビリ。

<居酒屋こうたろう>という胡散臭い日本料理屋がこの島にはあって、風がふいたら飛んでっちゃいそうな貧相な手作りのその小さな店には誰も寄り付かず、とても寂しそうに佇んでいた。
勇気を出してその中に入ると、ハゲでヒゲの主人がでてきて、注文をとりにきた。
<で、なにをたべますか?>
日本語だーーーーーー!!
そして、フランシスコ´ザビエルという名の主人がつくる日本料理は涙が出るほど日本料理だった。うめーよー。うめーよー。
かつドンにころもがついていなかったり、平たい皿にのってでてきたり、お茶をなんか花の形の小鉢でへんな口の形をしてこぼさないように飲まなきゃいけなかったり、つっこみどころは満載だったけど、そんなことは大した問題ではない。
ザビエルさん!!大好きっす!!

それから僕はほぼ連日通いつめた。
ザビエルさんは大阪に10年住んでいたのだそうだ。ちなみに<居酒屋こうたろう>は子供の名前。
そこではインターネットもタダで使わせてもらえるので、人が来ないからやりたい放題。このブログもここでザビエルさん所有のサザンを聞きながら書いている。
しかも、ザビエルさんは<世界ふしぎ発見>のイースター島バージョンを所持していて、拝見させていただいた。
日本のお茶の間ではどんなに見たあとそこに行きたくても、こたつの布団を噛んで我慢するしかなかったのに、、、今はすぐに自分でふしぎが発見できちゃうのだ。行ってきます!!
ふしぎ必ず探してきます!!!

この旅の中でであった日本人旅行者の何人かがこんなことを言っていた。
<俺英語とか全然分かんない。観光地とか興味ないんだよね。地元民と戯れてるだけなんで>
彼らにとっては、地元民と戯れる、ということが非常に崇高な目的らしい。
しかし、、
地元民ってなんだ?
日本でいうなら過疎化した田舎に住んでるじいちゃんばあちゃんか?
そんな人と何をするのだ?しかも言葉もろくに通じないのに!?
<ヘロー。マイネームイズ、ヒトキ。オーケーオーケー。ハッピー。ポッピー
スモーク?オーイエー!!>
こんな会話に何の価値がある?それが異文化交流か?
僕には全く理解できない。
いや、できなかった。
馬を貸してもらっていたぺペの家の近所では島民の二人の女の子が典型的なお土産のモアイをせっせと作っていて、毎日顔を合わせているうちに言葉も全然伝わらないけど仲良くなった。そして、しまいには僕も一緒になってモアイをつくるようになった。きっと旅行者の誰かは僕がつくったモアイを喜んで買って帰っていくんだろう。ケケケ
彼女たちはよく笑う。とても陽気で、昼真っからマリフアナ吸ってモアイ作って、とても楽しそうだ。言葉は理解できないけど、コミュニケーションはとれる。全然違う世界に生きている人達と一緒の時を過ごして、一緒に笑う。
これって、、ひょっとして素敵なことなんじゃないか?
わるくないな。

そんなこんなで僕は毎日のんびり過ごしている。
ああ、おっぱっぴー

この記事に対するコメント

草吸いながらモアイ!!

面白すぎ(笑)


あのね、芯たんに会ったんだぁ〜 あのね あのねネット環境が充実してるならひとくんの耳にも入るのは時間の問題だなぁ

【2007/10/30 21:08】 URL | ゆきえ #- [ 編集]


もう絶対おれも世界一周します

【2007/11/01 17:01】 URL | みつ #- [ 編集]


>ゆきえちゃん
しんくんに?
ぼくはよくみんなが今どうしているんだろうって考えるよ。
あのときはみんな一緒で毎日顔あわせてて、楽しかったなぁ。もうあの時に戻ることはできないけど、こんなこと望むこともできないけど、またあの時みたいにみんなが周りにいて、僕がいて、居場所があって、そんな時が来ればいいなって。かなうことはないけどね。
っでどこにいけばしんくんをみつけられるの?

>みつ
世界を一周する必要は必ずしもないと思うよ笑
でも、旅はいいね。

【2007/11/06 12:09】 URL | ひとくん #- [ 編集]


芯たんはネットでは見つからないょ汗

ただ芯たんと会った理由は誰かのブログ読めば分かるかもかも……

日本はメッキリ秋だよー

【2007/11/06 12:29】 URL | ゆきえ #- [ 編集]


秋はこれからだね。

【2007/11/16 08:35】 URL | ひとくん #- [ 編集]



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