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東大生が行く世界一周おっぱい人の旅
世界一周の旅人になった僕。僕には物欲は無い!!と言い張っていたが、歯ブラシが無いとき、歯ブラシが欲しい!!という感情は果たして物欲というものなのか。未知との遭遇に戸惑い、泣き、笑い、そしてオナニー


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気円斬ひとくん

Author:気円斬ひとくん
僕にとって人生はゲームだ。
長い長い「ときめきメモリアル」だ。
僕は、このゲームに正面からぶつかって、とことん楽しみたいと思う。



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中東 シリア オウム真理教がんばれちゃちゃちゃ
中東は宗教の国だね。

人々は宗教の中で生きている。

女性はみなスカーフで頭を覆い町を歩く。

一日に五回、メッカに向かって礼拝する。

頭を地につけてとても真摯に祈る。

僕たち日本人には、これは奇妙な時間の無駄ぐらいにしか見えない。

よくても、あら、この国の人たちはこんな文化をもってるのねー、と言って通り過ぎるだけだ。

僕たちには、宗教というものがわからない。

仏教は大昔に死んでしまったし、オウム真理教も毒ガスとともに散った。

宗教と聞くと、気違いじみた狂ったようなものにすら思える。

「宗教だよーこんにちは☆」
「ひゃー、でたー、逃げろー」

こんな具合で、拝金主義に盲目的に邁進してきたから今の経済大国日本があるのだともいえるから、それはそれでよかったのかもしれない。

しかし、これから先はどうだろうか。。。。

僕はときどき不安になる。

みんな何のために生きているのだろう。

自分が何のために生きているのかわかって生きているのだろうか。

僕たちにある唯一絶対の真実は拝金主義だけだ。

それは言い換えれば、頑張ってよりよい生活を目指しましょう主義だ。

次の海外旅行のために、新しい車のために、流行のファッションのために、夢のマイホームのために、僕たちは頑張ってお金を稼いで、また次の目標に向かってお金を稼いで、いつのまにかぽっくり。

それが日本人の正しい生き方。

それ以外にはありえない。できるだけ人生楽しみましょう。

人生は一度きりだよみんな。ガンバロー

なんかむなしい。

だけど、僕たちにはこれしかない。

ほんとは気づいている。何かほかにも大切なことがあったんじゃなかったけ?いや、あるんだ。確かにあるんだ。感じてるんだ。

でも、それを表現する言葉はない。

その感情はとても弱くて、まわりにはびこっている拝金主義思想に負けてすぐに消えかけてしまう。
世の中、利益主義だけが真実であるかのように、偉い大人たちですら大声で当然のように怒鳴り散らしている始末だから、その感情を支えてくれるものはどこにもない。周りに流されていつのまにか忘れてしまう。
しかし、それは絶対に僕たちの中から消えてくれない。

それは、人間の本能というべきものだからだ。

その答えが宗教の中にある。

それは、愛だ。

他者を独占したいと願う、ポピュラーソングで歌われるような利己的な愛ではない。

それは、自分よりも他人の幸福を願う愛だ。

神様だとか、アッラーだとか、そんなものはよくわからないけど、宗教の根底に流れる思想は容易に僕たちに理解できる。



他人のために自分を犠牲にする?そんなの偽善だ。

そんなものは一時の気まぐれで、正しくもなんともない。害悪ですらある。

みんな頑張ればいいんだ!!


誰だって自分が一番かわいいんだ。みんながみんな自分の利益を追いかけている世の中なのに、どうして俺だけが他者のために自分を犠牲にできるってんだ?まずはじめに自分が幸せであることが必要だ、他人のことなんか二の次だ。
こういう疑いのない感情。

自分の生きる目的は何だろう。他人のために、社会のために尽くしたい。よりよい世界に貢献するために生きたいな。そのためには自分を犠牲にして頑張らなきゃ。
人のためにがんばった時ってどうしてこう気持ちいいんだろう。
こういう疑いのない感情。

自分の中にあるこの二つの矛盾をどう説明するのか。

僕たちは前者の考えばかりに慣れてしまったために、後者の考え方を論理的にそのなかに組み込むことができない。
そのために、後者を信じて頑張ろうとしている当の本人にすら、それは嘘っぽく聞こえてしまう。



僕たちには言葉が必要だ。

心の中の意識だけでは弱い。今の世の中に対してあまりにも弱すぎる。

僕たちにはその感情を表現する体系的な言葉が必要だ。

しかし、周りを探してもどこにもない。




だけど、それは宗教のなかにあるんだ。

彼らはただ、古い習慣に従ってあんな時間の無駄をしているのだろうか。

ただ単純に文化の違いというものなのだろうか。

彼らは何を考えているのだ。

僕たちが輸入すべきなのは、ファッションだけじゃない。

宗教が必要だ。


中東  ヨルダンより   死海はしょっぺーそして僕はしょんべんくっせー
目が覚めても、僕はベットから起きることができなかった。

布団にくるまって震えていた。


怖い夢だった。

とても怖い夢だった。


東大を自分の身勝手な都合で離れた僕には、もはや、東大にいる資格は存在しなかった。

僕にはもう一度入学試験が課された。

もう一度あの壮絶なる試験を突破しなければならない!?

しかし、僕には十分すぎるほどわかっている。

あの時は、たまたま運が良かっただけなのだ。たまたまのたまちゃんだったのだ。

僕は、勉強しているふりをして、ずっとオナニーしていただけだったんだ。
僕には、ほんとは相応しい実力なんてものは無いんだ。
頭の良いふりをしていただけの、ただのちゃらんぽらんなんだ。
あれは、運がよかっただけなんだ。
もう一度、あれを突破しなければならないなんて、、、
絶対に不可能だ!!!!

どうしよう。。

どれだけ勉強すればいいのか、途方もつかない。

もう、数学も理科も地理も、みんな忘れてしまった。

いったいどこから始めればいいんだ!!!

そしてどこまで!!!

想像もつかない。

僕は焦る。

机に向かう。

しかし、手が振るえ教科書すらうまくめくることができない。

恐怖に支配された僕の頭の中には、何も入らない。

ただ、時間だけが高速で過ぎてゆく。

さらに焦る。

そしてさらに焦る。

最悪の循環。

僕の友人は華やかな未来へと進んでゆき、僕だけが一人取り残される。

楽しい町内会のお祭りにみんなでかけてしまったのに、僕だけ取り残されて一人ぼっち。

彼らに追いつくためには、もう一度仲間に入れてもらうためには、是が非でも東大に合格しなければならない。

失敗はゆるされない。

幸せは、合格の先にしかありえない。

失敗したときに待っているのは、底の無い不幸だ。

でも、僕にはわかっている。

絶対に無理なんだ。僕にはそんな頭も力もないんだ!!

それでも勉強しなければならない。

不可能のために、努力しなければならない。

逃げられない恐怖。

骨まで凍りつくような恐怖。



ベットで震えながら気づいた。

東大っていうのは、いつの間にか、僕の居場所になっていたんだ。

ほかの何を失っても、それだけは最後に残ってくれる僕の居場所。

それがあったから、僕はこうして、平和に、不安も感じずに、旅をしてくることができたんだ。

僕は、僕の居場所に、そこにいる友人たちに、守られていたんだ。

僕は、やっぱり、一人で生きていけるほど強くないんだね。

僕には、安心して帰ることのできる居場所が必要なんだ。。。

僕はまだまだ、おこっちゃまくん。


目覚めた僕は、死海に行った。

そこは地上でもっとも低いところにある地上。

浮くとか、浮いて本を読むとかそんな余裕はまったく無かった。

ちょびっついて、飛び込んで目に入った海水は、硫酸か!?

そのしょっぱさは、塩のびん一本飲み込むのに等しい。

とても、生命の存在できる場所ではなかった。。。


そんな僕は、まだまだ、おこっちゃまくん。








中東  エジプト  さぁいよいよ僕の旅は16号すら吸収し、セル完全体のさらに高みへ
君はここにいたんだね。

ニモ!!!

エジプトの紅海は、信じられないほど美しい。

とくにヌエイバは最高だ。

エジプトが雨が降らなくて川がないから濁った土砂が海に入り込まないためだとか、紅海が閉じられていて波が穏やかだとか、そういう理屈的なことはおいといて、、

ひとたびこの海に潜ればみんな子供みたいに純粋に海に顔をつっこんだまま、外にでようとはしない。
おじいちゃんも、おばあちゃんも。
ってかただいま現在、周りにおじいちゃん一人とおばあちゃんが一人しかいない絶望的状況である、ということはおいといて、、、

僕はニモと一緒に旅に出た。
僕は、ファインディングニモした!!
ニモ!!!ひゃっほーー!!がぼ
まぁ、深い海が怖くて遠くまでいけなかったことはおいといて、、、

この海にいると、日本の汚い海で、頑張ってシュノーケリングをつけて濁った水の中を見続けていた、そして小汚い魚をみつけて喜んでいた母親の記憶がよみがえり、胸がつんとする。

というのはおいといて、、、、

エジプトにこんなハッピーなとこがあるなんて知らなかった!!

なんも知らずに旅をするの最高!!

地球の歩き方さようなら!!

ということはおいといて、、、

僕の旅は完成へと向かいつつある。
そして僕は完全体へと近づきつつある。

僕は何故にこの旅を始めるに至ったのか。

僕は出発前誰にもしゃべらなかったんじゃないかと思う。

たいていの理由はくちからのでまかせだった。

僕にとっては、僕の論理に基づく、明確で絶対的な理由があったのだけど、それを説明するのはまず僕の価値観の説明から始めなければならないので、多大な時間を要するし、当然のことながら、みんなもそんなことには大して興味は無いに違いないので、適当な返答で十分だったのだである。


しかし、ひとことでいうならこれ以上簡単なことはない。


ただ、淫蕩したかった。

それだけだ!!

限りなく、義務、責任の無い世界に自分を置き、自分の欲望に従ってのみ生きること。

それだけだ!!

ゆえに、定期的にブログを更新しなければならないという責任が、このブログを尋ねてくれていた親愛なる友人たちにはこの上なく申し訳ないのだが、たったそれだけのことが、僕にとって最大の、そして最強の、して最も驚異的な責任だったのである。

僕はそれを放棄した。

この上なく申し訳ない。

好きなときにしか更新しねーーー!!!!

この上なくごめんなさい。

しこうして、この自由を手に入れたおかげで、僕の旅は限りない完成への一歩へさらに踏み出したのである。




アフリカ大陸 ボツワナ 誕生日の日の日記。
6月15日。
僕の誕生日。

僕は自分の年とかにあまり頓着ないから、実際誕生日も大した意味はもたない。
それでも、そんな僕でも毎年この日には忘れられない思い出がつけたされてきた。

さすがに今年は、一人だから、どうしようもないな。
だけど、ボツワナなんていう、まさにアフリカ大陸の中の、日本から遠く離れたところで迎える誕生日っていうのも面白い。

今日はリバークルーズに参加した。
ボツワナと、ナミビアを隔てるチョベリバーをゆっくりと溯ってゆく。
カバの家族が水の中でじゃれあっている横を通り過ぎ、岸辺で日向ぼっこをしている巨大なワニに近づいて観察する。
クルーズはオーストラリアとニュージーランドから来たツアー団体の人達と一緒だった。彼らが集団で写真をパシャパシャ。みなデカイレンズの立派なカメラを持っている。
僕は少し後ろに離れて、のんびりビールを飲んでいた。
なんて心地いい風なんだろう。
アフリカは、どこでも年中暑いイメージがあるけど、この時期南アフリカは冬で、夜はセーターが必要なくらい冷え込む。
夕暮れ時のこの時間は、暑すぎず、寒すぎず、クルーズには最高だ。

象がたくさん集まって水浴びをしている。人間も、動物も、暑さから逃げて体を冷やすのが好きだ。向こうにはバッファローの群れ。数え切れないほど多い。
太陽がゆっくり沈んでゆく。

オーストラリアのおじいさんが僕の隣に来た。
二人で並んで夕日を見つめる。

「今日は僕の誕生日なんです。
この景色は、最高の誕生日プレゼントです。」

二人でほほえんで、乾杯。
夕日に照らされてゆっくり、しっかりと大地を歩いてゆく象を目で追った。



「みんな聞いてくれ。
今日、誕生日の人がいるんだ。
それは、ここにいるジャパーニーだ。
みんなで、彼のために唄を歌おうじゃないか。」

いつの間にか船の中央に移動したおじいさんが、みんなに呼びかけて指揮をとりだした。

みんな笑顔で僕を見つめ、ハッピーバースデイの唄を歌いだす。
船がひとつ唄に包まれた。

ああ、、

僕は、、あのころの僕は、、、
いつもかっこつけてばっかりで、周りの目がとても気になって、そつなく、クールに振舞うよう自分を偽っていた。自分の外側で、もうひとつ自分を監視する目が常に見張っていて、僕を殻の中に閉じ込めていた。
面白いことがあっても、うまく笑えるかどうかということばかりが気になった。
しゃべっていても、どうやって自然に終わらせることができるかということばかりが気になった。
自分の笑顔がぎこちないことが自分でわかって、何もかもが嫌になった。
暗い窮屈な殻の中に自分を隠した僕は、息をしているのに、生きていないも同然だった。
世の中のすべては殻を通る間に振幅を弱め、僕の心には響かない。
僕と世界の間には、冷たい冷たい壁があった。
世界は、スクリーンに映った映画のようなものだった。
いつからだろう、僕は少しずつ変わりだした。
僕の周りにあった殻は時を経るごとに薄くなってゆく。
きっと、ありのままの僕を受け入れてくれるみんながいたからじゃないかな。
何にも飾らない僕にも居場所をくれたみんなが、少しずつ殻を破ってくれたんだ。
この、ダサくて、キモくて、野暮ったいのが、僕なんだ。
こんな僕でもいいんだ。
こんな僕でも居場所があるんだ。
僕は自分がどんどんシンプルになっていることに気づいた。
それが、いいことなのか悪いことなのかはわからない。
でも、僕と世界との距離は確実に近くなってるんだ。
世界がダイレクトに僕の体に伝わってくる。
僕の心は、世界の刺激をそのまま受け入れることができる。
泣きたいときに泣けばいいし、
笑いたいときに笑えばいい、
叫びたいときに思いっきり叫べばいい。
今の僕は、思いっきり叫べるんだ。

だから、僕は、今こんなに満たされてるんだろうな。

心から溢れてくる喜びを、そのまま声に出して、船の上にいるみんなと、日本にいるみんなに届くように。


「ありがとう!!俺、めっちゃ嬉しいっす!!」