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東大生が行く世界一周おっぱい人の旅
世界一周の旅人になった僕。僕には物欲は無い!!と言い張っていたが、歯ブラシが無いとき、歯ブラシが欲しい!!という感情は果たして物欲というものなのか。未知との遭遇に戸惑い、泣き、笑い、そしてオナニー


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気円斬ひとくん

Author:気円斬ひとくん
僕にとって人生はゲームだ。
長い長い「ときめきメモリアル」だ。
僕は、このゲームに正面からぶつかって、とことん楽しみたいと思う。



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南米 エクアドル pulse
暇だったから映画館に行った。僕の暇つぶしはたいてい映画だ。

幸運なんことにハリウッドKの映画は世界のどこでもやっているので、どこでも何かしらは観ることができる。もっとも、国によって公開される時期が違うので、未だにハリーポッターでがっかりさせられることもある。ただ、おおむね日本より数倍安いのでついつい幸せになって何本もみてしまうわけ。むにゃむにゃ。
ああ、僕は今超ニート生活をしているわけだけれども、、、
僕のニート生活には何が必要かということを真剣に考えてみた。
1、本
2、 まんが
3、 吉田のうどん
4、 映画
5、 ゲーム
これが揃わなければ僕のニートは完成しない。だけど、困ったことにこれは全て日本で手に入るもので、日本でしか全部を満たすことができないんだな。だから僕はやっぱり日本に帰らなければダメだ。僕は22年間で日本のことが好きになりすぎてしまった。
ああ、まんがが恋しい。
だけど海外にいる時間が長ければ長いほど、日本で読みたいまんがの単行本がたまることになるので帰った時にもっともっと幸せになることができる。ああ、まるで幸せ貯金だ。

そうそう、僕は映画館に行ったのだ。
たまたま時間が丁度よくて入ったのは観てみると着信アリ海外版的な映画だった。
コンピュータウイルス的なオバケがオンラインの端末を通じてどんどん人を殺していって最後には街の人みんな死んじゃうというストーリー。完全に3流映画のできばえだったけど、さすがアメリカ。みんな死んじゃうけど主人公は死なない。
正直ケータイも持ってない、パソコンもほとんど使わない、ほぼオフラインの現在の僕にはぜんぜん怖さが伝わってこなかった。
館内もホラー映画のはずなのになぜか笑い声が多かった。そもそも、公衆電話やインターネットカフェがまだまだ現役のこの国の人たちにこの映画の怖さは理解できないのではないのだろうか。この映画を輸入してしまった人にババチョップだな。
怖くないホラー映画に残念な気持ちになってホテルに帰った。
しばらくして飯を食いに行こうと決めた。
入り口のところに宿のおじさんがいる。なんか真剣な顔をしてる。
手に刀をにぎりしめていた。

<おっかないもんもってんねー笑>

笑いかけても真剣な表情をくずさない。
おじさんの示す玄関口の方を見ると男が陰に隠れてこちらをうかがっている。手にはナイフが光っている。
まじであぶないじゃん笑 巻き込まれないうちに外にでよっと。
僕はにらみあうふたりの間を抜けて飯を食いに行った。

うーん。ここはオバケよりも人間のほうが法律を破る街だもんな。こわいこわい。

夜は人気ががらんと消えて、ゴミが風に吹かれ、怪しげな人が徘徊する怖いグアヤキルの街だけど、昼間は世界が変わったように喧噪に包まれる。
昼間面白くも怖いものは街の中心にある公園だ。
ここには、陸イグアナが放し飼いされていて思うがままにのしのし歩いている。大きいやつは1m50センチくらい。陸イグアナおじさんみたいな人もいて、バナナ片手にたくさんのイグアナを肩にのせてみんなの人気者だ。僕もイグアナタッチをした。なんか骨と皮って感じだった。イグアナはとても可愛い。
ジョバーっとバケツをひっくり返したような水が空から降ってきた。
上を見上げると木のうえにものすごい数のイグアナがいて頭をピコピコ動かしている。
かわいいくせしておしっこは全然可愛くない。
どれだけおしっこ貯め込んでんだ。
ドビシャーっ
びしょ濡れになってホテルへ引き返した。
イグアナのおしっこの量はババチョップだな。

ペルー ナスカより けけけ
ひさびさのインタネットだ。
ジャングルはあこがれていたけど、なかなかきつかった。
ピンクドルフィンと一緒に泳ぐことはできたけど、アナコンダには出会えなかった。半日以上もグチョグチョの底無し沼のような道を歩き続けたのに。
アナコンダは沼地が好きだから沼地に行けばみつかるんだけど、今の時期雨期なのでほとんどが沼地なのだ。みつかるわけね===。
蚊は予想以上にすごくて、3秒ごとに潰してやらなきゃいけい。虫除けの実験にはもってこいだ。どれだけ効くか目に見えて分かる。だけど、寝ているスキをつかれて体中ボツボツ。とても人間とは思えない形の腕になってしまった。
広い草原で地元のガイドの人たちとサッカするのは最高だった。旅行客と彼らとじゃ動きが違い過ぎて笑える。

マチュピチュでマチュやらピチュやらやってきた。思ったより小さくて、日本かと思うくらい日本人がいた。たいていメインの観光地に行けば日本人に困ることはない。最近は観光ばかりしているけど、楽しくてしょうがない。ヘラルドは陽気な男でいつも気の効いたギャグで場を盛り上げてくれるし。彼らとの議論もとても面白い。とにかくスペイン語通訳がいるというのはとても助かる。さすがに食いたいもんくらい正確に注文したいもんだ。
今日はナスカにいて、セスナで地上絵をみてきた。パイロットの隣で操縦をみたがらひっちゃかめっちゃか飛び回ってさすがに気持ち悪くなった。
南米にきてたくさんの外国人と友達になる。僕の英語力が上昇して場の空気の流れを壊さずに冗談が言えるくらいになったのが大きい。正直南米でスペ語が全然必要ない。たまに現地の人とおしゃべりができなくて切ない思いをすることはあるけど、それはおいおいだ。
ぶっちゃけ、もう日本人と話すのが面倒くさくなっちまった。
丁寧語だとか尊敬語とかマジファック。いちいち初対面の時礼儀正しくしてお互いの気配を読み合うのがだりい。
その点英語でコミュニケションはとても楽だ。フランクに話して、名前を名乗りあってすぐ友達になれる。その晩にはもう楽しくけなし合いながらパーティーだ。日本人同士名前を名乗り合うのはいつなんだ。もうくせですぐに名前を言うようになったら、日本人に外人みたいと笑われた。アイアムベン。
日本人と丁寧語とかめんどくさくてタメ語で話しかけると、相手は気にしないようにしているようだけど、確実に微妙な間ができて会話が弾まなくなる。どうやって日本語ってしゃべるんだっけ。
最近は名前をトキと名乗るようにしてる。旅では出会いがたくさんある。とにかく早く名前を覚えてもらうのは何かと得する。トキだと日本のトーキョーみたいでみんな一撃で覚えてくれるのだ。


ボリビアより ねみい。
南米アメリカ、いや、南アメリカ最南端のパタゴニアに僕はどうしても行きたくなってしまった。
どうしても行きたくなってしまって、イカなきゃ先に進めなくなってしまって、イカなきゃもう死んじゃうになってしまって、
衝動的にチケットを買ってひとっとび
パタゴニアの氷河をウキウキ回ったあとに後悔した。

やべー戻るのだりーー

パタゴニアは辺境だけにフライトも限られていて、どうしても1度ブエノスアイレスに戻らなければならない。
今からボリビアにいこうってのに今さらブエノスアイレスに
戻る気になれなかった。
そして、僕はなぞの選択をした。

バスで戻ろう。

四日連続者中吐く

さすがのぼくちんももうムリ。

ボリビアには入れたけど、高山病であたまがいて-

そういえば、僕はホームの富士山でも不覚にも高山病に倒れたっけ。宮崎のあいつはぴんぴんしてたのに。くそっ
いや、その前も富士山の頂上で湯気をもくもく肩からだしながら昇天しそうになったっけ。
ここは富士山より標高が高いのだ。
まあいいや
さぁ、寝よう。
いつ起きるかわかんないけど。
おやすみなさい。



イースター島より おっぱっぴー
イースター島には日本人がいっぱいいる。
原因は2つだ。
ひとつ は世界ふしぎ発見 <よく間違えて世界一周ふしぎ発見と言ってしまう> でとりあげられてから連綿と続く日本人の無条件なモアイ信仰。
もうひとつは、世界一周航空券。

イースター島は最近日本人旅行者のあいだでちょっとしたブームになっている世界一周航空券<ワンワールド>で訪れることができるのだ。
そのため、そこまでモアイってほどではないけど、でも、行けるならせっかくだから、、、という日本人がイースター島に終結する奇妙な現象が起きている。
僕はこれほど同じ方法で旅行している日本人にこの旅で出会ったことはなかった。ってか合うのすら初めてだ。気持ち悪いほど声をかければみんな世界一周航空券利用者。
ドミトリーで一緒になった日本人男子も世界一周航空券利用者。
ふたりでモアイを眺めながら歩いていたら声をかけてきた二人の日本人女子も世界一周航空券利用者。
まさか世界一隔離された人間の住む土地のひとつであるこの島で、世界一日本語を話すことになるとは。。。

おかげで、みんなで車をかりてワイワイ楽しくやりながらモアイ探しドライブをしてしまった。なんか青春っぽいぞ。人生で初めてマニュアルの免許が役に立った!!この島にはマニュアルしかなくて、僕しかそれを運転できなかったのだ。
のんびりした神秘の島と、教習所以来の絶妙かつ絶望な僕のドライビングテクで道中はかなり盛り上がった。
モアイをおなかいっぱい崇拝したあとは夕日なんかを海岸で見ちゃったりして。
絶海の孤島に打ち寄せる波はとても大きく、太陽の光を斜めに浴びて半透明の淡いブルーに輝いていて、とてもきれいだった。
<太陽から真正面だー>、一緒に1日ドライブした日本人女子が感動してそうつぶやいた。太陽から海に架かった黄金色の橋が僕達の方に伸びていた。たしかに真正面。
だけど、太陽の光は平行だからどこにいても真正面なんだぜ。
と、理系の僕はそういうことを考える。
海岸沿いをふざけて走ると、やっぱり黄金の橋も僕達にくっついてきた。

彼らが南米大陸に帰ってしまったあとも僕はひとりここに残ってのんびりしている。
ここ数日間は馬を借りて島をふたりで探検していた。
観光客のおかげで島はリッチになり今は車がたくさん走っているけど、まだまだ馬も現役で島民の移動手段として立派に利用されている。だから、道行く人に声をかけてちょっと交渉すればとても安く乗馬が楽しめてしまうのだ。
この旅の中、いろんなところで馬に乗ってきたから僕の馬術もかなり上達した。
さすがにもうお尻がボロボロなので、今日はノンビリ。

<居酒屋こうたろう>という胡散臭い日本料理屋がこの島にはあって、風がふいたら飛んでっちゃいそうな貧相な手作りのその小さな店には誰も寄り付かず、とても寂しそうに佇んでいた。
勇気を出してその中に入ると、ハゲでヒゲの主人がでてきて、注文をとりにきた。
<で、なにをたべますか?>
日本語だーーーーーー!!
そして、フランシスコ´ザビエルという名の主人がつくる日本料理は涙が出るほど日本料理だった。うめーよー。うめーよー。
かつドンにころもがついていなかったり、平たい皿にのってでてきたり、お茶をなんか花の形の小鉢でへんな口の形をしてこぼさないように飲まなきゃいけなかったり、つっこみどころは満載だったけど、そんなことは大した問題ではない。
ザビエルさん!!大好きっす!!

それから僕はほぼ連日通いつめた。
ザビエルさんは大阪に10年住んでいたのだそうだ。ちなみに<居酒屋こうたろう>は子供の名前。
そこではインターネットもタダで使わせてもらえるので、人が来ないからやりたい放題。このブログもここでザビエルさん所有のサザンを聞きながら書いている。
しかも、ザビエルさんは<世界ふしぎ発見>のイースター島バージョンを所持していて、拝見させていただいた。
日本のお茶の間ではどんなに見たあとそこに行きたくても、こたつの布団を噛んで我慢するしかなかったのに、、、今はすぐに自分でふしぎが発見できちゃうのだ。行ってきます!!
ふしぎ必ず探してきます!!!

この旅の中でであった日本人旅行者の何人かがこんなことを言っていた。
<俺英語とか全然分かんない。観光地とか興味ないんだよね。地元民と戯れてるだけなんで>
彼らにとっては、地元民と戯れる、ということが非常に崇高な目的らしい。
しかし、、
地元民ってなんだ?
日本でいうなら過疎化した田舎に住んでるじいちゃんばあちゃんか?
そんな人と何をするのだ?しかも言葉もろくに通じないのに!?
<ヘロー。マイネームイズ、ヒトキ。オーケーオーケー。ハッピー。ポッピー
スモーク?オーイエー!!>
こんな会話に何の価値がある?それが異文化交流か?
僕には全く理解できない。
いや、できなかった。
馬を貸してもらっていたぺペの家の近所では島民の二人の女の子が典型的なお土産のモアイをせっせと作っていて、毎日顔を合わせているうちに言葉も全然伝わらないけど仲良くなった。そして、しまいには僕も一緒になってモアイをつくるようになった。きっと旅行者の誰かは僕がつくったモアイを喜んで買って帰っていくんだろう。ケケケ
彼女たちはよく笑う。とても陽気で、昼真っからマリフアナ吸ってモアイ作って、とても楽しそうだ。言葉は理解できないけど、コミュニケーションはとれる。全然違う世界に生きている人達と一緒の時を過ごして、一緒に笑う。
これって、、ひょっとして素敵なことなんじゃないか?
わるくないな。

そんなこんなで僕は毎日のんびり過ごしている。
ああ、おっぱっぴー