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東大生が行く世界一周おっぱい人の旅
世界一周の旅人になった僕。僕には物欲は無い!!と言い張っていたが、歯ブラシが無いとき、歯ブラシが欲しい!!という感情は果たして物欲というものなのか。未知との遭遇に戸惑い、泣き、笑い、そしてオナニー


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気円斬ひとくん

Author:気円斬ひとくん
僕にとって人生はゲームだ。
長い長い「ときめきメモリアル」だ。
僕は、このゲームに正面からぶつかって、とことん楽しみたいと思う。



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ヨーロッパ、オシャレな街と、小汚いアジア人。
なんか、僕の旅はとことん僕の旅だ。
とことん僕が僕の思うままに行動すると結果的にこういうことになる。
僕は毎日ぶっ倒れるほど遊び回っている。
一分一秒を惜しむかのように。

僕にはインターネットに向かう時間すら惜しかった。どこに行ってもやりたいことが多すぎた。

普通、長期旅行者というものは、のんびりゆっくりと旅するものだろう。
僕にはそれができない。
元来じっとしていられない性格なんだ。
一つの場所から次の場所へ、
遊びつかれて少しでも退屈を感じたらすぐに移動。

窮屈な王宮の生活を抜け出し旅行ばかりしていたハプスルグ家の女王、シシィはこう言っている。
[そこがどんなに楽園であっても、自由に出られなかったら私にとっては地獄と変わりないのです。]

その言葉、僕にはよくわかる。

僕は移動が好きだ。
街から街へ向かう、その道中に最も安らぎを感じる。

旅には概して二つの目的があると思う。

目的地をめざす旅か、今いる場所から抜け出す旅か。

僕の旅は、圧倒的に後者だ。


そして、ヨーロッパは完全に移動の旅だった。

そこは近代社会だった。

僕にとって、そこはとても退屈な場所だった。

寂しくなる場所だった。

だからひたすら移動した。

いろんなところに行って、いろんなものを見たけれど、実際どれも別に見なくてもいいものだった。

ヨーロッパは都会だった。

先進国だった。

日本と大して変わらなかった。

ただ、日本より少しばかり綺麗で、日本よりずっと不便なところだった。

そんでもって、大切な友だちのいないところだった。

だから日本がとても恋しくなった。

ヨーロッパでは金を盗まれたし、iポッドも盗まれた。

先進国は、人の心も先進している場所なのだと勝手に決めつけていた。

そこには、いい人もたくさんいるけれど、恐ろしいくらい心の腐ってしまっている人もいる。

先進国ってなんなんだろう。

人類の破滅に向かって先進している国なのかもしれない、と思った。

ヨーロッパは一人でみすぼらしい男が旅するところではない。

ここは、可愛い彼女でもつれて優雅に旅行するところだ。

学生には絶対おすすめしない。

そもそもケチな僕には、高い金払ってしょぼい物しか手に入らないのが我慢ならない。

20000円に見えるものを10000円なら喜んで買うけど、3000円くらいのものに5000円を出したくないのだ。

ボロい服を着て歩いていると非常に肩身が狭いのも我慢ならない。

さらに、少しちゃんとしたレストランに入ると、当然連れがいるかのようにメニューを二つ置かれるのも我慢ならない。

ナイトクラブにドレスコードとかいううざいものがあるのにも我慢ならない。

moreover,コンビニもなければ夜開いている店が無いのにも我慢ならない。

おいおい、その場所ではその場所にふさわしい遊び方をしようよ,ひときくん。


ヨーロッパ流はどれも僕の嫌いで,面倒くさいものだった。

何故なら,僕はボロボロの擦切れた服を着て徘徊する浮浪者でいるのが一番心地よいからだ

まさにそのような姿をしている僕に居場所は無い。

そして極めつけに、一瞬足を突っ込んだだけでとりかえしのつかないことになってしまう、殺人的に臭い僕の靴にも我慢ならない。

足が臭くて肩身が狭いなんて、悲しすぎる。

靴を脱ぐと、周りの西欧人たちが鼻をスンスンしだす。

あえて嗅がないでくれー!!そっとしといてくれー!!

口で息してくれー!!

もう嫌だー!!

僕はヨーロッパを去ります。


さようなら。